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お寺マイニチ 22年3月10日(8時35分頃)

優先順位をはっきりすれば
解決する問題というのは意外と多いようだ
わかりやすいところで言えば
痩せたい と 食べたい を
自分の満足 と 会社の仕事 を
不眠治療 と 夜中に携帯 深夜の食事 を
異性A と 異性B を
眠い と 受かりたい を
ポイ捨てと海洋生物 を
一緒にいたい と 面倒くさい を
モテたい と 自己満足 を・・・
この並び立つ二つをいっぺんに
優先することだってできるかも知れない
しかしそうすると
それに呼応した何かの優先順位が
下がっているのだろう
同じてんびんにかけられないものも
あるかも知れないけれど
「それに割く時間」という捉え方をすれば
けっこうなものがそこにのってしまう
そうやってどちらかが
はからずも優先されている
そんなつもりはなかったとしても
自動販売機のジュースのボタンを
いっぺんに押したように
どちらかが反応している
誰か何かのせいにせず
絶えずどちらかを選び続ける
これは生半可なことではないと思う
しかも優先したからといって
優先したものを失わずに済むとは
限らないから残酷に思える
ただ 自動販売機と違うのは
二つ目のジュースも出てくることが
あることだろう
きっと自分の人生をデザインして
楽しんでいくためにはそれを
当然のようにしていくことになるんだろう
時には自分の過去を肯定することと
自分の未来をてんびんにかけなければ
いけないかも知れない
そんな世界をはかながるのは悲観ではなく
持った希望を裏切られたものの感想だ
「人生とは失い続けて当然のものだ」という
「本当の悲観」こそが
それを可能にするのではないだろうか
そこまで覚悟して
どちらも選ばないのだとしたら
それは幸せなことだと思う
「どちらも選ばない」という
自分の意思を優先しているのだから
お寺マイニチ 22年3月3日7時

喫煙者に対する締め付けが
執拗とまでに感じられる昨今、
タバコをやめる決断をする人も多い
私の友人の中には
対決姿勢をあらわにし、
なんだか相手の頑なさにつきあって
おかしなくらいに頑なに
なってしまっているやつもいる
先日トイレが付いている電車に乗って
ジョギング後の着替えをさせてもらったあと
備え付けのトイレットペーパーで鼻をかんだ
強烈なタバコのにおいに驚く
喫煙者の一部は駅のホームを追われ
中学生のようにトイレに隠れて
タバコを吸っているのだろう
吸ってすぐのものではない
染みてしばらく経った後の
タバコのにおいだった
あるときやはり
トイレで着替えようとして
先客がいたので待っていると
ドアが開いて
煙とともにお兄さんが出てきた
「それはいかんだろう」
と言うと
「ぼ、ぼくじゃないっす」
と言われた
君は冷凍でもされてたのか?
何のことかわかってる時点でアウトだろう
私は強烈にタバコが苦手だ
バーライブなどをやっているが
タバコがつきものの場所で歌うために
合間に龍角散を大量に摂取する
数多く歌詞を忘れる私だし
それを否定する気はないが
咳き込んで歌えなくなっている場面も
実は多々あったりする
それでもだ
現在優勢な立場にいる嫌煙者たちの姿勢は
これでいいんだろうかといつも思う
たとえば嫌煙者が喫煙者の気持ちを
代弁するシーンを目にしたことがあるだろうか
語弊があるかも知れないけれど私には
追われる立場の嫌煙者が西部開拓時代の
ネイティブアメリカンと重なってならない
狩りのように必要以上に追い立てられる
人間が持っている残酷さが
「嫌煙」という錦の御旗の元で
血走った目で暗視スコープをのぞいているように
見えてしかたないのだ
西部じゃなくなってしまったけど・・・
もちろん喫煙者が嫌煙者の気持ちを考えていれば
こんなことにならなかったという意見も
あるかもしれない
しかし現在を切り取れば
喫煙者は嫌煙者の気持ちを
慮る余裕を持っていないのは明らかだし
この不自然な締め付けに
私はどうしても
違和感をおぼえてしかたない
タバコの起源はマヤ文明だと言われ
長くネイティブアメリカンだけが
タバコを吸う習慣を持っていたらしい
追い立てられ、住む場所を奪われたのは
ネイティブアメリカンではなく
喫煙者としての彼らだったのだろうか
そんな馬鹿なことを考えてしまった


